年に1回のお祭り。この日は田舎の誰もが心躍る最高の1日。なぜなら祭りが終わった夜限定で、あらゆるエロ行為が許される無法状態の1日だから。恋愛関係ではない知り合いとお酒を飲んで、酔っ払った勢いでハメまくっても問題なし!むしろそれを男女共に期待する夢の時間。祭り特有の異様なテンションに包まれた男女は倫理観など軽く吹き飛ばし、どんどん淫らに。浴衣姿も年1回!それが乱れるのも年1回のセックス祭り!
レビュー
平均評価: (レビュー数:3)
田舎の夏祭りは乱交イベント
そういえばHHH系にスペースにゃん二郎監督っていたよねって思い出すような、男女2人ずつの宅飲みが乱交に発展するという、以前は定番だった作風。田舎の夏祭りの設定ならAV定番の古民家風の方が「村」っぽいと思うんだけど、一応和室っぽい部屋がベースだし許容範囲。祭りのときは合意さえあれば誰とやってもいいという、夜●いにも通じる古き日本のおおらかな性風俗を取り入れており、特に前半の組は村内に同じ時期の誕生日が多かったり、祭りが昔からコミュニティー内の孕ませイベントとして機能してることを伺わせるセリフまであったりして、古式ゆかしい演出にこだわりを感じる。ノリと勢いのライトレズまであったりして、個人的にはこっちのほうが好み。後半組は童貞と処女同士の初体験みたいなラブコメっぽさやNTR感、友達同士でやっちゃう感じまで人間関係を作りこんである感じはよかったんだけど、最初が外射だったり中出しに関しては普通のヤリマンものと同程度の扱いなのが旧作と変わらないし、2対2の乱交ものってだけならメーカー問わず山のように作られてる中では、これといった個性までは感じられない内容が差別化できてなくていまいち刺さらなかった。女優は割と演技力ある人揃えてる方だしカラミも悪くないので、前半の路線で統一してくれれば満点も付けたのにってとこが個人的には惜しい作品。誘って応じたらセックスOKっていう世界観をベースにすれば飲み会や王様ゲームみたいな前フリにここまで尺取らなくていいんじゃないかとか、前半と後半を同じ村の同じ日の出来事にして人間関係もリンクさせたり、人妻でも誘ってOKルールにするとか、工夫次第で旧式の焼き直しではない独自路線として掘り下げられそうな作品ポテンシャルはあると思う。