一年前、同僚と結婚した私は教師を辞め家庭に入りました。本当は子供を作って育児が落ち着いたら復職するつもりでしたが、子宝に恵まれず…。問題児を集めた特別教室の担当として復職することになりました。…その矢先。夫が生徒に暴力をふるってしまい、ネットにアップされた動画は瞬く間に拡散。夫は謹慎処分となってしまったんです。
レビュー
平均評価: (レビュー数:5)
結城が調子乗り過ぎで不快
最近結城が希島あいりさんと絡む作品が多いせいか、話の展開や演技抜きにして結城が調子こいてるのが垣間見える不快作品監督はきとるねだけど、展開は全部きてない。性玩具に陥ったと見せかけて、最後は結城に対して逆転映像を突きつけるオチが欲しかった。AVであるのに抜けない作品でした。
女優の最近の演技力にふさわしいレベル高め作品
時代錯誤の脚本や中途半端な撮影コンセプトにだいぶテコ入れしたようで、「証拠映像」が大きな影響力を持つ今どきを上手くドラマ化しており、必ずしも徒党を組まない「問題児」の描写も今風だし、悪結城のキャラ付けも緩急をつけてて丁寧。全編通じて人妻らしさ、教師らしさを表現する女優の演技が素晴らしく、作品としてもそうした女優の演技力を前提に、使いまわしコピペ感を感じさせない時間と手間のかかった作りになってる印象。中盤、教師としての結城くんとの心理的な駆け引きなどは難易度高めだったと思うが、犯●れ顔と教師の顔を交互に切り替えながらキメ細かく堕ちの段階を作ってたり、誰でも出来る演技じゃない。脅迫レ○プ風の前半からがっつりホールドしての後半の種付け中出しに堕ちる本番だけでなく、中盤のライトなプレイでも場面設定に必要な羞恥心等の演技を大味にならないさじ加減で演じてて、ベテランが陥りがちなテンプレ演技で楽して稼ごうとする手抜き感がないのは頭が下がる。同僚教師役はもう少しこざっぱりしてて欲しかったが、相手役の結城くんはもちろん、夫役も質の高い演技で作品に貢献してる。きとるね川口監督の作品にしては珍しく、中盤の声出せない系のプレイも割と緊張感あっていい感じだし、各シーンのハメ撮りっぽさも今までで一番撮影感がある。ただ、ジジイ夫との妊活が上手く行かなくての職場復帰はもう少し人妻の心の隙になるような挫折感が欲しかったし、裏切り者の同僚を通じて結城くんにも当然そのへんの情報は伝わっててもよかったと思うし、中出しものとしての孕ませ要素は前フリの割に中途半端。最後の本番はセックスの途中で映像を旦那に見せることを知らされて、嫌がりながらも高ぶってしまうような演出でもよかったと思うし、終盤もせっかく昼と夕方の時間差を演出したんだから、夕方の学校に夫教師を呼び出してから動画を送って手遅れ状態の妻を発見させて無力感を煽る展開でも面白かったかも。結城くんが処分されない理由とかディテールはもう少し詰められそう。最後も必然性のないぶっかけが浮いてて微妙だし、完成度という点ではまだ伸びしろがあると思うけど、台本、演技、演出、すべてがレベルアップしたトータルクオリティーを考慮しての満点。特に女優は演技への誠実なアプローチが形として評価された感じがして、特別ファンでもないのにちょっとホッとした。
